開催場所:基調講演・分科会 白梅学園大学 各教室
総会・第4回研究大会を2月18日(土)に、東京都小平市の白梅学園大学において開催しました。第3回大会は2日間にわたり行いましたが、学会の規模及び学会員が2日間を当てるには厳しい状況があるとの声を検討し、この4回大会からは1日のスケジュールで実施することとなりました。
午前中の総会は、会員数106人のうち40名の参加で行われました。23年度の事業報告、決算報告が承認され、24年度の事業計画、予算書が承認されました。
また、役員の改選時期であり、会長以下8人の理事と2名の監事が再任されました。24年度事業計画では、未来財団が行ってきた「日・タイ児童福祉交流事業」を学会が引き継ぐ方向で調整等の努力を行っていくことが確認されました。
第4回研究大会は、「新たなニーズ変化と社会的養護」をテーマに、講演会と4つの分科会を行いました。参加者は会員外も含めて118人でした。講演会は、会場でもある白梅学園大学・短期大学学長 汐見稔幸先生により「子育て家庭のニーズ変化と児童福祉現場実践」と題して行なわれました。汐見先生は、子どもの事件や虐待のデーターから、虐待等の子どもの被害、子どもが加害者となる事件などの子どもの成長や権利への侵害が生じる背景を考察し、
全ての子どもの幼少期の温かい愛情を可能とする子育て社会・支援の必要さを、多くの事例を提示しながらわかりやすく話されました。引き続きの分科会は、4つの分科会に18組の報告が提出され、これまでの大会で最も多く、実践学会にふさわしい実践報告と討論が整ってきたと確信できるものになりました。詳細については、学会誌で報告しますのでご期待ください。夜には「意見交換会」を開催し来年に向けて実践活動を更に高める意思統一を楽しく行いました。
大会には、テレビ朝日文化事業団様、原田積善会様、資生堂社会福祉事業財団様、東社協児童部会様及び会場校の白梅学園大学様よりご支援・ご協力をいただきました。厚く御礼申し上げます。
以上
大会長 中山 正雄
大会長 中山 正雄
- テーマ 「子育て家庭のニーズ変化と児童福祉現場実践」
基調講演
白梅学園大学 学長 汐見 稔幸 先生
- 〜第一分科会〜
- テーマ:「社会的養護の課題と将来像」
分科会研究発表
森本 美絵(京都橘大学)
「子どもの権利擁護の実践」〜滋賀県児童養護系施設「実践的ケア基準」を完成して〜
「子どもの権利擁護の実践」〜滋賀県児童養護系施設「実践的ケア基準」を完成して〜
高橋 伸広・三上 邦彦(岩手県立大学、みちのくみどり学園)
「児童養護施設みちのくみどり学園の養育史と新たな児童養護実践の検討」
〜岩手愛児会の前史と設立経過から見る、今後の社会的養護の展望〜
「児童養護施設みちのくみどり学園の養育史と新たな児童養護実践の検討」
〜岩手愛児会の前史と設立経過から見る、今後の社会的養護の展望〜
河原 一郎(東京育成園)
「地域主権改革」 〜措置費は何処にいくのか〜
「地域主権改革」 〜措置費は何処にいくのか〜
森岡 玲(法政大学大学院)
「児童養護施設入所児童の情緒・行動に関する研究」
〜Child Behavior Checklist/4-18 日本語版を用いた追跡的研究〜
「児童養護施設入所児童の情緒・行動に関する研究」
〜Child Behavior Checklist/4-18 日本語版を用いた追跡的研究〜
池上 和子(昭和女子大学、至誠学園)
「児童養護施設退所者の支援の実証的ニーズとリーヴィング・ケアの方向性」
〜東京都の退所者調査結果からみるリーヴィング・ケアのニーズと方向性〜
「児童養護施設退所者の支援の実証的ニーズとリーヴィング・ケアの方向性」
〜東京都の退所者調査結果からみるリーヴィング・ケアのニーズと方向性〜
- 〜第二分科会〜
- テーマ:「保育士・児童指導員に求められる専門性・働き方の実践と課題」
橋 利之(エンジェルサポートセンター)
「社会的養護下の児童への自立支援プログラムの実践」
「社会的養護下の児童への自立支援プログラムの実践」
岡田 強志
「児童の進路をつなぐ協働ケアワークの企て」 〜学習指導ボランティア活用のすゝめ〜
「児童の進路をつなぐ協働ケアワークの企て」 〜学習指導ボランティア活用のすゝめ〜
斉藤 邦仁子(東京育成園)
「児童養護施設における食育の実践研究」
「児童養護施設における食育の実践研究」
山田 俊一(至誠学園)
「児童養護分園サテライト型の実践とその課題」
〜グループホームによる小規模施設化とその将来像〜
「児童養護分園サテライト型の実践とその課題」
〜グループホームによる小規模施設化とその将来像〜
三村 貴紀・石川 宏樹(東京都社会福祉協議会児童部会調査研究部)
「児童養護施設・自立援助ホームにおけるアフターケアの実態調査 中間報告」
〜これからの施設職員に求められるアフターケア〜
「児童養護施設・自立援助ホームにおけるアフターケアの実態調査 中間報告」
〜これからの施設職員に求められるアフターケア〜
- 〜第三分科会〜
- テーマ:「心理職を活用した子どものケア実践と課題」
横田 壽恵
「乳幼児期のケアにおける音楽療法の活用」
〜児童養護施設と子育て支援における実践を通して〜
「乳幼児期のケアにおける音楽療法の活用」
〜児童養護施設と子育て支援における実践を通して〜
若松 亜希子(至誠学園)
「児童養護施設における合同心理面接の試み」
〜子どもの担当ケアワーカーがセラピーに参加することの意味〜
「児童養護施設における合同心理面接の試み」
〜子どもの担当ケアワーカーがセラピーに参加することの意味〜
清水 優美・木山 美穂(至誠大地の家)
「生活心理臨床の取り組みを進めていくために」
〜生活の中の心理ケアと発達検査・知能検査の臨床的活用〜」
「生活心理臨床の取り組みを進めていくために」
〜生活の中の心理ケアと発達検査・知能検査の臨床的活用〜」
尾曽 亮彦・堀田 季義(今井城学園)
「児童養護施設におけるケアワーカーと心理職の協働」
〜協働の課題と今後の展望〜
「児童養護施設におけるケアワーカーと心理職の協働」
〜協働の課題と今後の展望〜
- 〜第四分科会〜
- テーマ:「家族再統合の取り組みと実践課題」
第4分科会の様子
宮平 千穂(さんあい)
「児童養護施設における家庭支援専門相談員としての一考察」
〜新卒で家庭支援専門相談員に採用された3年間を振り返って〜
「児童養護施設における家庭支援専門相談員としての一考察」
〜新卒で家庭支援専門相談員に採用された3年間を振り返って〜
高橋 亜美(ゆずりは)
「社会的養護のアフターケアのあり方を問う」
〜アフターケア相談所ゆずりはの取り組みから〜
「社会的養護のアフターケアのあり方を問う」
〜アフターケア相談所ゆずりはの取り組みから〜
鹿毛 弘通・野村 和洋・高橋 直之 (東京都社会福祉協議会児童部会専門職委員会)
「家庭再統合に向けた家庭支援専門相談員の実践取組」
〜ケースマネジメントの重要性〜
「家庭再統合に向けた家庭支援専門相談員の実践取組」
〜ケースマネジメントの重要性〜
櫻井 奈津子(和泉短期大学)
「里親養育を支援するワーカーの専門性に関する一考察」
〜マッチングの判断と養育プロセスにおける課題への対応を中心に〜
「里親養育を支援するワーカーの専門性に関する一考察」
〜マッチングの判断と養育プロセスにおける課題への対応を中心に〜
当日の発表内容を冊子としたものをご希望の方は、下記事務局までメールかFAXでお申し込みください。
学会入会の方は無料にて、一般の方は有料にてお送りいたします。
【資料お申し込み先】
日本児童養護実践学会事務局 宛
E-mail :info@yougojissen.jp
FAX :03−5211−2859
学会入会の方は無料にて、一般の方は有料にてお送りいたします。
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